参加者募集

【参加者募集】J-CEFスタディ・スタヂオ TOKYO(2019年12月7日開催分)

2023.07.28

12月7日(土)に東海大学にて、TOKYOスタヂオvol.5を開催いたします。今回は東海大学の斉藤仁一朗さんと「一般社団法人こたえのない学校」の喜井悠策さんに、お二人の共同研究での調査結果などを交えて、話題提供をして頂きます。

「主権者教育」という言葉も社会になじみ始めた現在、例えば模擬選挙であったり、例えば子どもたちが何らかの社会問題を深く掘り下げたり、子ども同士で意見を交わすような授業が良いとされる傾向にあります。

しかしながら、日々の学校において、そういった華やかな授業ばかりをやっていられないのも事実。例えば、話し合い活動ばかりをやっていて、教科書の範囲は全て終わるのでしょうか? では逆に、時と場合によっては、一方的な詰込みの授業も仕方がないという、割り切りも必要なのでしょうか?

ここで突き付けられているのは、「教科書の全範囲を教えながら、主権者教育を日々行うことは可能なのか?」という、ある意味で学校現場では日常的な問いです。ただ、この問いこそが、主権者教育における「理想と現実のギャップ」を生み出す重要な論点ではないでしょうか。

そこで今回は、教師のカリキュラム作りについて共同研究をしてきた斉藤さんと喜井さんから、話題提供を行います。今回紹介するのは、「逆向き設計論」という考え方と出会い、一年間のカリキュラムを試行錯誤しながら作り上げようとした教師の事例です。その他、近年のアクティブラーニングの議論の中で、「教科書」はどこに位置づくのかについても、論じたいと思います。

今回の企画では、おそらく参加者の多くが、日々の生活や職場などで抱えているであろう、「理想と現実のギャップ」にスポットを当てながら、学校や授業のテーマだけに囚われない、ざっくばらんな議論が出来ればよいなと思っています。(前提知識などは不要です。)

学校教育の役割、主権者教育に関わる教師の役割をはじめ、「主権者教育をめぐる理想と現実のギャップ」などにご関心がある方など、気楽にご参加いただけますと幸いです。

  • テーマ

    「教科書の全範囲を教えながら、主権者教育を日々行うことは可能なのか?」

  • 当日の流れ(変更になる可能性があります)

    ■趣旨説明(5分)
    ■第1部 「学校を取り巻く理想と現実:学校は何のためにいくのだろうか?」(70分)
    ・アイスブレイク:参加者同士の自己紹介と自分が理想とした働き方・過ごし方
    ・問題の共有:なぜ、こんなにもうまくいかないのか?(ある一人の教師の日常から)
    ・ディスカッション:では、あなたの日常は理想と現実が一致していますか?
    ・話題提供:主権者教育を取り巻く様々なしがらみ(主に教科書カバーリング問題から)
    ・ディスカッション:学校は何のために行くのだろうか?
    ■休憩(10分)
    ■第2部 「どうすれば、理想と現実を調整できるのだろうか?」(70分)
    ・話題提供1(喜井):逆向き設計に基づくカリキュラム作りの事例
    ・話題提供2(斉藤):アクティブラーニングの議論で想定されるいわゆる教科書の位置づけ
    ・質疑応答・リフレクション「本当にこれでうまくいくのだろうか」(15分)
    ■まとめ/次回(vol.6)の開催について(5分)

  • 参考文献

    ●三藤あさみ・西岡加奈恵(2010)『パフォーマンス評価にどう取り組むか』日本標準.
    *事前の通読は特に必須ではありませんが、関心のある方は事前にお目通し頂くと理解が深まります。

  • 話題提供者

    斉藤仁一朗(東海大学)
    喜井悠策(一般社団法人こたえのない学校)

  • 日時

    12月7日(土)14時〜17時 ※13時45分 開場

  • 場所

    東海大学高輪キャンパス 4号館1階 4102教室 (以下のURLを参照ください)
    https://www.u-tokai.ac.jp/info/traffic_map/shared/pdf/takanawa_campus.pdf
    東京メトロ南北線・都営地下鉄三田線「白金高輪駅」から徒歩8分、都営地下鉄浅草線「泉岳寺駅」より徒歩約10分、JR京浜急行「品川駅」下車、高輪口徒歩約18分

  • 定員

    15名程(先着順) ※定員超過の場合、申し込みを締め切らせていただく場合があります

  • 参加費

    会費500円/非会員1000円 大学生・高校生 無料

  • お申し込み

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