【参加者募集】2016年3月19日・20日開催 第3回シティズンシップ教育ミーティング
ここ数年、改めて「民主主義」とは何だろうか、
ということが各所で問われ、論じられています。
21世紀社会において、民主主義のバージョンアップは
どのようなものとして構想することが考えられ、
その実現にあたっては、市民にはどのような成長が求められるでしょうか。
18歳選挙権が実現し、学校教育における主権者教育への注目も高まる中、
「どのように?」だけではなく「なぜ?」「なにを?」についても、
考えを鍛える機会を設け、共に認識を豊かにしていければと想っています。
また、分科会では、前回に引き続き、若者の語りに耳を傾けたり、
教育評価の課題に向き合うセッションを設けるほか、
今回は新たに社会教育における高度な人材育成の実践や、
グローバル化推進におけるシティズンシップ教育の方向性を検討するセッションも設けます。
既に日本各地では様々なシティズンシップ教育の実践や研究、政策形成が展開されてきています。
異なる観点や力点で動いている関係者が集まり、議論を交わしながら、
その多様性を日本のシティズンシップ教育の発展への活力としていければと願っています。
シティズンシップ教育につながる、多くの方々のご参加をお待ちしています。
●日時
2016年3月19日(土) 13:00 ~ 3月20日(日) 17:00
(1日目開場12:30、2日目開場 9:00)●場所
立教大学 池袋キャンパス 太刀川記念館・12号館
http://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/direction/●内容
<1日目(3/19)>
○オープニング(13:00-13:30)
○全体会(1)「いま、改めて『民主主義』を学ぶとは?」(13:30-16:30)
・キーノートスピーチ
広田照幸さん (日本大学文理学部教授)
萩原なつ子さん (立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科教授)○全体会(2)「学校で政治を教えるとは?」(16:45-18:45)
・ゲスト
合田哲雄さん(文部科学省初等中等教育局教育課程課長)
小玉重夫さん(東京大学大学院教育学研究科教授)
林大介さん(東洋大学社会学部助教、模擬選挙推進ネットワーク事務局長)・全体会(1)(2)コーディネーター
村上千里さん(NPO法人持続可能な開発のための教育推進会議 (ESD-J) 事務局長)
川中大輔さん(シチズンシップ共育企画代表)○交流会(19:00-21:00)
<2日目(3/20)>
○チェックイン・ミーティング(09:30-10:00)○自由発表セッション、授業体験会(10:00-12:00)
研究発表や実践発表、模擬授業提供を公募いたします!
ご希望の方は、
「(1)お名前、(2)ご所属、(3)発表タイトル、
(4)発表種類の選択(研究発表・実践発表・模擬授業)」
を明記の上、「info@jcef.jp」までご連絡ください。○分科会(13:00-16:00)
・第1セッション 「学校で政治を教えるとは?」—————————————————————————————————-
7月の参院選から18歳選挙権が始まることをうけて「政治教育」「主権者教育」が求められるようになってきました。高校では副教材も配布されています。今、学校現場ではどのような取り組みが行われているのか。そしてこれからどのような可能性があるのか。中学校と高校の実践や課題を聞きながら、議論を深めたいと思います。
<ゲスト>
黒崎洋介さん(神奈川県立湘南台高校教諭)
池本恭代さん (八王子市立上柚木中学校教諭)
<コーディネーター>
林大介さん(東洋大学社会学部助教、模擬選挙推進ネットワーク事務局長)・第2セッション 「地域を耕す人材をどう育てるか?」
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地域が持続していくには、多くの人々と共に地域のポテンシャルを掘り起こして耕し、住み続けられる地域づくりの活動/事業に取り組んでいく必要があるでしょう。そうした「地域創生」に関わる市民をいかにして育てるのか。大都市部から農山漁村まで幅広く、その課題に取り組んでいる社会教育の実践に学びます。
<ゲスト>
山内幸治さん(NPO法人ETIC.理事・事業統括ディレクター)
広瀬カズ子さん(ボランティア・市民活動学習推進センターいたばし理事長)
牧野篤さん(東京大学大学院教育学研究科教授)
<コーディネーター>
中村陽一さん(立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科教授)・第3セッション「若者はなぜ動いたのか?動いてどう変わったのか?」
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いま全国各地で、地域や社会の課題に取り組もうと、若者が動き出しています。彼らは、なぜ動き出したのか。動いたことでどう変わったのか。またどんな課題や葛藤があったのか。本分科会では、実際に動き出した高校生や大学生をゲストに迎え、その経験をお話いただき、若者の思いや動きを後押しするには何が必要か、参加者の皆さんと議論を深めたいと思います。当事者の声から、これからのシティズンシップ教育のあり方を考える時間になれば幸いです。
<ゲスト>緑川航平さん(藤嶺学園藤沢高等学校2年)
大野発さん(藤嶺学園藤沢高等学校2年)
加藤志歩さん(国際基督教大学1年)
小野寺翔さん(神奈川大学1年)
<コーディネーター>
古田雄一さん(筑波大学大学院博士後期課程)・第4セッション 「シティズンシップ教育『だからこそ』測るべきものとは?」
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シティズンシップ教育の課題の一つとして必ず「評価」が取り上げられます。「どのように?」の前には当然ながら「なにを/なぜ測るのか?」という問いがあります。その際、汎用的なスキルやコンピテンシーを測るだけでは、シティズンシップ教育の評価とは言えないでしょう。2つの実践報告から、政治的リテラシーや地域/社会参加など、シティズンシップ教育「だからこそ」の中身を細やかに検討していきます。
<ゲスト>
市川享子さん(明治学院大学ボランティアセンターコーディネーター)
岡田泰孝さん(お茶の水女子大学附属小学校教諭)
<コーディネーター>
木村 充さん(東京大学特別研究員)・第5セッション 「グローバル・シティズンシップ教育の実践から学ぶ」
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世界の貧困や格差、紛争や環境問題等のグローバルな課題を自分自身に引きつけて、より広い地球益を考えて行動する人を育てる「グローバル・シティズンシップ教育」の取り組みが行われています。「グローバル・シティズンシップ教育」が注目される背景を理解し、2つの学校の実践や課題を聞きながら、参加者の皆さんとともに議論を深めたいと思います。
<ゲスト>
藤原孝章さん(同志社女子大学現代社会学部教授)
硤合宗隆さん(玉川学園中学・高等部教諭)
松倉紗野香さん(上尾市立上尾東中学校教諭)
<コーディネーター>
中村絵乃さん(NPO法人開発教育協会 (DEAR) 事務局長)○クロージング(16:00-17:00)
●対象
J-CEF会員および本企画にご関心のある方
●定員
150人(先着順)
●参加費
会員3,000円、非会員5,000円、学生(会員・非会員一律)1,000円、高校生以下 無料
●申込
以下のウェブページよりお申し込みください。
●主催
日本シティズンシップ教育フォーラム (J-CEF)(担当:川中・古田)
●共催
立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科・社会デザイン研究所
●後援
NPO法人持続可能な開発のための教育推進会議 (ESD-J) 、文部科学省(申請中)
<個人情報の取扱い>
記載の個人情報は本セミナーの実施および今後の催事実施において、日本シティズンシップ教育フォーラムが利用します。個人情報は目的の範囲内で利用するとともに適切な方法で管理し、法令上の特段の事情がない限り、本人の同意なしに第三者への目的外での開示・提供はいたしません。
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