シティズンシップ教育ミーティング

【参加者募集】2020年3月21日・22日開催 第7回シティズンシップ教育ミーティング

2023.08.03

【重要】本イベントは新型コロナウイルス感染拡大に伴って一部をオンライン配信することとなりました。

 「18歳選挙権」の実現や新科目「公共」の設置、道徳教育の義務化、地方創生の実現に向けた学校地域協働の推進や地域問題解決学習の広がりなど、シティズンシップ教育に関わる社会動向は大きな変化が見られます。こうした状況下だからこそ、様々な視点の人々と対話を通じ、「見晴らし」をよくした上で、自らの現場でどのような目的・目標を掲げて、どのような教育実践や参画推進、政策立案を行えばいいのかを考えたいもの。

 今回の全体会では、「主体的な参加/学習」について着目します。PBL(Problem/Project Based Learning)やCBL(Community-Based Learning)といった手法が広がり、地域社会での実践的な活動に取り組みながら、社会参加や政治参加について学修することが珍しくなくなりました。その中には人口減少を受けての地域創生と結びついた取組も少なくありません。これらの能動的な学びの場では、一見すると学習者の主体性が発揮されているように思われます。しかし、中には教育者をはじめとする「大人」が学習者を牽引し過ぎていたり、「大人」が明に暗に望んでいる形での参加に学習者を誘導していたりすることも見受けられます。それでは、どのようにすれば子ども・若者の主体性を尊重するPBL/CBLが実現するでしょうか。こうした問いについて、みなさんと一緒に考えていきます。

 分科会では,「18歳選挙権」から3年を経ての検証を試みたり、障害学やポピュリズムからシティズンシップ教育への問題提起を検討したり、国内外の子ども・若者の意思決定参加の実践に学んだりする場を設けます。

 既に日本各地では様々なシティズンシップ教育の実践や研究、政策形成が展開されてきています。異なる観点や力点で動いている関係者が集まり、議論を交わしながら、その多様性を日本のシティズンシップ教育の発展への活力としていければと願っています。

 なお、第4回目から始めた「発表証明書」を発行する形での「高校生・大学生発表セッション」は今回も継続して設けられます。普段の学習や活動を発表する機会としてご活用ください!

 シティズンシップ教育につながる、多くの方々のご参加をお待ちしています。

  • 日時

    2020年3月21日(土) 13:00 〜 3月22日(日) 17:00

    (1日目開場12:30、2日目開場 9:00)

  • 場所

    立教大学 池袋キャンパス 本館・太刀川記念館・12号館
    http://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/direction/

  • 内容

    :(調整中含む)

    <1日目(3/21)>
    ○オープニング(13:00-13:30)

    ○全体会(1)(13:30-17:30)
    「子ども・若者の主体性が育まれる環境をどうつくるか?
    −『させたい社会参加』から『したい社会参加』へ−」

    ◇キーノートスピーカー:
    西川 正さん(NPO法人ハンズオン!埼玉常務理事)
    菅野祐太さん(認定NPO法人カタリバ職員,大槌町教育専門官)
    住谷陽子さん(杉並区立井荻小学校教諭)

    ◇コメンテーター:中村陽一さん(立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科教授)
    ◇ファシリテーター:土肥潤也さん(NPO法人わかののまち代表理事)

    ○交流会(18:00-20:00)

     

    <2日目(3/22)>
    ○自由発表セッション、授業体験会(09:30-11:00)
    研究発表や実践発表、高校生・大学生発表セッション、
    模擬授業提供を公募いたします!
    ご希望の方は、
    「(1)お名前、(2)ご所属、(3)発表タイトル、
    (4)発表種類の選択(研究発表・実践発表・模擬授業)」
    を明記の上、「 jcef.edu@gmail.com 」までご連絡ください(締切:3月6日24時)。

    *「高校生・大学生発表セッション」での発表ご希望の方は、
    募集要項(以下URL)をご覧の上、
    ウェブページよりエントリーシートをダウンロード/記入し、
    jcef.edu@gmail.com 」までお送りください(締切:3月6日24時)。
    (ご発表された方には「発表証明書」を発行いたします!)
    募集要項(PDF形式)
    エントリーシート(エクセル形式)

     

    ○全体会(2)(11:15-13:00)
    「若者の視点から『これからの参加』を捉える
    −高校生ソーシャルデザインスクール−」

    ◇対話セッション
    たかまつななさん(株式会社笑下村塾取締役)
    × 小玉重夫さん(東京大学大学院教育学研究科教授)
    福井崇人さん(2025PROJECT)
    × 中村陽一さん(立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科教授)

    ◇ファシリテーター:
    大畑方人さん(都立高島高等学校教諭)
    杉浦真理さん(立命館宇治中学校・高等学校教諭)*関西会場

    ○分科会(14:00-16:20)
    ◎第1セッション「『18歳選挙権』からの3年を検証する」
    ◇ゲスト:大畑方人さん(都立高島高等学校教諭)
    黒崎洋介さん(神奈川県立瀬谷西高等学校教諭)
    杉浦真理さん(立命館宇治中学校・高等学校教諭)
    ◇コーディネーター:古野香織さん (東京学芸大学大学院教育学研究科)

    ◎第2セッション「『障害』がある子どもの視点からシティズンシップ教育を見直す」
    ◇ゲスト:星加良司さん(東京大学大学院教育学研究科准教授)
    宮田愛さん(都立府中けやきの森学園主幹教諭)
    ◇コーディネーター:川口広美さん(広島大学大学院教育学研究科准教授)
    斉藤仁一朗さん(東海大学課程資格教育センター講師)

    ◎第3セッション「ポピュリズムにシティズンシップ教育はどう向き合うか?」
    ◇ゲスト:たかまつななさん(株式会社笑下村塾取締役)ほか
    ◇コーディネーター:小玉重夫さん(東京大学大学院教育学研究科教授)

    ◎第4セッション「子ども・若者の声を『政治』にどう届けるか?−海外の実践に学ぶ−」
    ◇ゲスト:原 京子さん(こどもフォーラム代表)
    関戸博樹さん(NPO法人日本冒険遊び場づくり協会代表)
    久保園梓さん(筑波大学大学院人間総合科学研究科)
    ◇コーディネーター:林 大介さん(首都大学東京特任准教授)

    ○クロージング(16:40-17:00)

  • 対象

    J-CEF会員および本企画にご関心のある方

  • 定員

    100人(先着順)

  • 参加費

    会員3,000円、非会員5,000円、学生(会員・非会員一律)1,000円、高校生以下 無料

  • 申込

    以下のウェブページよりお申し込みください。
    https://www.kokuchpro.com/event/886193dbbef319e6ea35ad6cfe0f3cdc/

     

  • 主催

    日本シティズンシップ教育フォーラム (J-CEF)(担当:川中・東)

  • 共催

    立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科・社会デザイン研究所

<個人情報の取扱い>
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