【参加者募集】J-CEFスタディ・スタヂオ「高大接続と主権者教育・シティズンシップ教育」
「高大接続と主権者教育・シティズンシップ教育~立教大学における7年間の科目実践を題材に」
(J-CEFスタディ・グループ「高大接続・初年次教育研究G」第1回公開研究会)
学習指導要領の改訂、2022年4月の成年年齢の18歳への引き下げにみられるように、日本国内における主権者教育の論点としての重要性が更に高まっています。この一環として、主権者教育推進会議(文部科学省)による「今後の主権者教育の推進に向けて(中間報告)」(2020年11月)では、「大学段階における主権者教育の在り方」が今後の残された検討課題に位置づけられるなど、近年は学士課程教育と主権者教育の関係性にも注目が集まっています。
こうした動きを踏まえ、このたび高等教育機関における主権者教育やシティズンシップ教育のあり方について実践的に幅広く研究する「高大接続及び大学初年次教育からみた主権者教育のあり方をめぐる研究グループ(高大接続・初年次教育研究G)」を2023年5月に発足いたしました。この研究グループは、新たに創設された「J-CEFスタディ・グループ」制度の下で研究活動を進めて参りますので、J-CEFのメンバーの皆様とご一緒に考える機会をできるだけ多く作って参りたいと考えております*。
今回、さっそく本研究グループで初となる公開研究会をJ-CEFスタディ・スタヂオのイベントとして開催いたします。当日は、立教サービスラーニング(RSL)センターの高大接続科目「シティズンシップを考える」の実践を題材に取り上げ、これまで7年間の授業実践の成果を振り返りつつ、高大接続や大学初年次教育の観点からみた主権者教育やシティズンシップ教育を巡る論点や展望について皆さんと包括的に議論していきたいと考えています。高大接続や大学初年次教育にご関心のある方はもちろん、主権者教育やシティズンシップ教育に関心のある方もぜひお気軽にご参加ください。
*本研究グループメンバーである小玉重夫さんが研究代表者を務める文部科学省科学研究費補助金による研究プロジェクト「高大接続と大学初年次教育の思想・実践的研究―エージェンシーとアセンブリの視点から」とも連携して活動を進めます。7月29日に同プロジェクトが主催するイベント(会場:静岡大学、対面もしくはハイブリッドで参加可能、参加費無料)では、本公開研究会の成果も共有する予定です。
【日時】2023年6月25日(日)14:00~16:00(開場:13時45分)
【形式】Zoomで開催します。参加申し込みされた方には後日リンクをお送りします。
【内容】
1.オープニング
2.話題提供(報告タイトルは仮題)
(1)「シティズンシップを考える」の総括と展望
①授業実践の総括<科目担当者、履修学生・Student Assistantの視点から>
小玉重夫さん(東京大学大学院教授、元立教大学兼任講師)
清水彩乃さん(立教大学卒業生)
②高校教育からみた高大接続の実際<高大接続授業参加校の視点から>
中田奈穂美さん(香蘭女学校高等科教諭)
香蘭女学校 卒業生 ※調整中
③今後の「シティズンシップを考える」の展開とその展望
堀本麻由子さん(東洋大学 准教授/立教大学兼任講師)
(2)立教サービスラーニングの現状と展望~高大「接続」から「連続」への変換
①シティズンシップ教育のカリキュラムデザインとその現在地
福原充さん(和洋女子大学 助手/立教大学兼任講師)
大森真穂さん(立教大学RSLセンター 教育研究コーディネーター)
②高大接続から萌芽したシティズンシップ(学生の学習実践事例の紹介)
滝山亜純さん(立教大学学生)
3.全体ディスカッション (コーディネーター:堀本麻由子さん)
4.クロージング
※全体進行 藤枝聡さん(立教大学総長室次長)
【定員】25名程度
【参加費】無料
【申し込みフォーム】以下のGoogleフォームよりお申込みください。
https://forms.gle/4LSbwutzyuPZXqQ26
【主催】日本シティズンシップ教育フォーラム(J-CEF)
【問い合わせ先】
J-CEF「高大接続及び大学初年次教育からみた主権者教育のあり方をめぐる研究グループ」
代表者:藤枝聡(立教大学)fujieda■rikkyo.ac.jp(■を@に変換してください)