【参加者募集】J-CEFスタディ・スタヂオonline vol.24
●テーマ
「大人のアクティブ・シティズンシップ教育を考える―DEARのALEプロジェクトを事例としてー」
●今回の趣旨
今回のスタディ・スタヂオでは、大人のシティズンシップ教育に注目します。近年のシティズンシップ教育の実践や研究では、学校教育における教師と児童生徒の関係や、地域社会や家庭における大人と子供の関係など、「シティズンシップ教育=子どもへの教育」という発想を問い直す問題提起が増えつつあります。
ただ、改めて考えたとき、日本社会の現代の大人たちや、さらには過去の大人たちは、アクティブなシティズンシップを有している(いた)といえるのでしょうか。「現代の若者は政治への関心が薄い(からこそ投票率が低い)」と言われることもありますが、果たして大人世代の人々が市民として成熟している(いた)と言えるのでしょうか。そこで今回のスタディスタヂオは、そういったこれまでの日本の市民社会や市民教育のあり方を問い直す会にしたいと思います。
今回は、認定NPO法人 開発教育協会(DEAR)の副代表理事である、近藤牧子さんに近年のDEARが取り組んでいるALEプロジェクト(成人学習・教育プロジェクト)についてお話を伺います。40年間の市民教育、市民活動に取り組んできた団体であるDEARが、いまALEプロジェクトに力を注ぐに至った問題意識とはどのようなものなのか。今の日本における市民育成を目指した成人教育はどうあるべきなのか、についてお話いただきます。
DEARのALEプロジェクトの関係者は、昨年モロッコで開催された、第7回ユネスコ国際成人教育会議(通称「CONFINTEA:コンフィンティア」)を通じたアドボカシー活動をし、実際に本会議にも参加しながら、国際的な成人教育の動向や課題意識に基づいて活動しています。当日の話題提供ではそのような話も詳しく伺えると思います。
国内外の成人教育や市民教育の実態や展望についてご興味がある方、シティズンシップ教育の見方を少し広げたい方など、みなさまのご参加をお待ちしております。
●日時
11月5日(日) 10:00~11:30
●話題提供者
認定NPO法人 開発教育協会(DEAR) 副代表理事 近藤牧子さん
●当日の進行
1. 趣旨説明
2.話題提供(近藤さん)
3.参加者との意見交換
4.まとめ・クロージング
●開催形態
Zoom(参加申込された方には後日、接続URLなどの情報をメールでご連絡します)
●参加費
無料
●申込フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSc-_JTWMnX0JdlSCJS56g8BpduZUsc_6tk6CEtRpc9AlQbmBw/viewform
●参考文献
※当日の話題提供の内容に関わる文献です。ご興味のある方はご一読ください。
開発教育協会(2023)『18歳成人とキャリア教育:グローバル社会で「おとなになる」を考える』開発教育協会.
https://www.dear.or.jp/books/book01/11592/