【参加者募集】J-CEFスタディ・スタヂオonline vol.27
●テーマ
「ドイツの政治教育から、日本の主権者教育を考える」
●趣旨
今回のスタディ・スタヂオでは、日本の主権者教育のあり方を、ドイツの政治教育を参考にしながら、参加者の皆さまと考えます。
ドイツには、ナチス時代の反省から、民主主義を守り、市民社会を促進することを目的とした、「連邦政治教育センター」という機関があります。そこでは、歴史や時事問題に関する出版物の発行やイベントの開催、「Wahl-O-Mat(ボールオーマット)」というボートマッチの作成、政治教育を行う団体への助成金給付、ジャーナリスト向け研修など、政治教育を行う上で必要となる様々な取り組みを行っています。また、州ごとにも政治教育センターが設置されており、そこでは、それぞれの州のニーズに合わせた教材発行やイベントの開催が行われています。政治教育センターは、各党から議席に応じた監査役の議員が選出されているため、政治的中立性が保たれた機関です。
一方、日本には、ドイツの政治教育センターのような、政治的中立性が保たれた状態で、民主主義を守り、市民社会を促進することを目的とした機関はありません。果たして、日本にも政治教育センターのような機関は必要でしょうか?また、もし必要なら、どのようにして創ることができるでしょうか?
本スタヂオでは、第一部で、日本の主権者教育の現状について高校教員の別木萌果からお話しした後、ドイツの「連邦政治教育センター」の方にドイツの政治教育についてお話しいただきます。第二部では、参加者の皆様と今後の日本の主権者教育について、ディスカッションをしながら考えたいと思います。
第一部の話題提供は英語で行いますが、通訳がつきますので、英語が苦手な方でも安心してご参加いただけます。第二部は、参加者の皆様同士でのディスカッションとなるので、希望制といたします。
主権者教育にご関心のある皆様のご参加を心よりお待ちしております!
●日時:2024年6月5日(水)19:00-21:30
●開催形態:Zoom(参加申込された方には後日、接続URLなどの情報をメールでご連絡します)
●当日の進行
第一部
19:00 開会
19:10 日本の主権者教育について話題提供(都立高校教諭 別木萌果さん)+質疑応答
19:35 ドイツの政治教育について話題提供
”Up-Date Democracy and the Role of Civic Education in Germany”
(連邦政治教育センター職員)+質疑応答
(通訳:早稲田大学政治経済学部3年 芹ヶ野瑠奈さん)
20:30 閉会
第二部(希望者のみ)
20:40 今後の日本の主権者教育について、参加者同士でディスカッション
日本に「連邦政治教育センター」のような機関は必要とされているか?
「日本版:連邦政治教育センター」を創るとしたら、どのようにしたら創れるか?
21:30 閉会
●司会進行
宇惠野珠美さん(中央大学法学部4年)
今年の3月に1週間、ドイツの政治教育に関する視察に行った際、
連邦政治教育センターに伺ったことがきっかけで、今回イベントを開催することとなった。
将来は、主権者教育を行う教師をサポートする人になりたいと考えている。
●話題提供者
・ドイツ連邦政治教育センター職員の方(当日はドイツからオンラインで参加してくださる予定です)
・別木萌果さん(東京都立小川高校教諭)
●参加費:無料
●申込フォーム
https://x.gd/5JcA5
●主催:日本シティズンシップ教育フォーラム