【参加者募集】J-CEFスタディ・スタヂオonline Vol.28
●テーマ
「どのような時に大学生は市民としての自己効力感が高まるのか?―サービスラーニングにおける試行錯誤の中でー」
●趣旨
今回のスタディスタヂオでは、大学生のシティズンシップ教育について考えます。現在、18歳人口の約半数が大学に進学していることを踏まえると、「大学生へのシティズンシップ教育」は、若者の社会・政治への参加を促す意味でも、重要な論点だと言えます。そして、今回のスタディスタヂオでは、社会・政治への参加に積極的でない若年層、とりわけ大学生に対するシティズンシップの教育のあり方について、考えていきます。
例えば、
・いわゆる、「ふつう」の若者が、どのようなきっかけで市民としての自分の役割を自覚していくのか。
・どのタイミングで、どのようにしてのめりこんでいくのか。
・そのプロセスにおいて、大学生は葛藤したり躊躇したりするのか。
・地域の人びとや子ども達とのかかわりの中で、大学生の中にどのような意識の変化が見られるのか。
このような若者と市民育成をめぐる実態については、まだ研究的な蓄積が少ないのが現状です。
今回のスタディスタヂオでは、摂南大学の加野佑弥さんをお招きして、エスノグラフィー(質的研究)を通して市民活動に関わる大学生の様子をご紹介いただきます。とりわけ注目するのは、当初は社会・政治への参加に積極的でない大学生が、「自分もその活動を通して社会を変えていけるかもしれない」「影響を与えられるかもしれない」と感じる瞬間についてです。大学生は、授業を通した地域の人びとの出会いや、失敗も含めた試行錯誤の中で、どのように変化を遂げていくのでしょうか。
当日は、若者の社会的・政治的意識に関わる統計調査の結果も絡めながら、今の大学生のシティズンシップ教育のリアルを語っていただきます。ぜひ、ご関心がある方は、ご参加ください!
●日時
7月21日(日)10時~11時半
●話題提供者
加野佑弥さん(摂南大学)
●当日の進行
1. 趣旨説明(斉藤)
2.話題提供(加野さん)
3.参加者との意見交換
4.まとめ・クロージング
●開催形態
Zoom(参加申込された方には後日、接続URLなどの情報をメールでご連絡します)
●参加費
無料
●申込フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdYTG7ll5mYXM9XYLUYZgIyw96YMUEFHlnnRbHKfrjz-2QqJA/viewform
●参考文献
当日の話題提供の内容に関わる文献です。ご興味のある方はご一読ください。
加野 佑弥(2024)『大学における能動的シティズンシップ教育の導入: 社会/政治参加へのセルフ・エフィカシー』法律文化社.
https://www.hou-bun.com/cgi-bin/search/detail.cgi?c=ISBN978-4-589-04314-6