【参加者募集】J-CEFスタディ・スタヂオonline vol10「マジョリティ問題としてのマイノリティ問題―朝鮮学校の保健室から考えるー」
●テーマ
「マジョリティ問題としてのマイノリティ問題―朝鮮学校の保健室から考えるー」
●趣旨
シティズンシップ教育研究では、「マイノリティ」に注目した研究や、市民育成における規範から「排除」される人々に注目する研究が増えてきました。J-CEFのスタディ・スタヂオや研究大会でも、特別支援教育、フリースクール、夜間学校をはじめ、様々な視点からマイノリティの論点を取り扱っています。
一方で、マイノリティ問題の重要性を認めつつ、自分をマジョリティ側に置いて、マイノリティ問題を「第三者的な立場から」論じている瞬間はないでしょうか。また、マイノリティの問題を周辺化するレトリックというべき、「それは特殊な事例だから」という言葉は、まさにマジョリティの立場とマイノリティの立場を線引きしようとするものです。このような第三者的な視点や線引きを取り去るためには、マイノリティ問題を「マジョリティにとっての問題」なのだと捉えなおすことが必要となります。
そこで,今回のスタディ・スタヂオでは、呉永鎬さん(鳥取大学)を話題提供者としてお招きし、朝鮮学校の事例をご紹介いただきます。事例の中では、朝鮮学校での保健室をめぐる課題を、日本人を含めた住民らが、「マジョリティの問題」として捉えなおすプロセスが示されます。また、コメンテーターの北山夕華さん(大阪大学)からは、朝鮮学校の事例をシティズンシップ教育に引き付けたコメントをしていただきます。マイノリティとマジョリティの非対称性や境界を超える試みについて、ご興味のある方は、ぜひ参加をご検討ください。
●日時
2021年7月4日(日)14時〜15時30分
●形式
zoomで開催いたします。
参加申し込みをされた方にはリンクをお送りします。●当日の進行
1.趣旨説明:斉藤(司会)
2.話題提供:呉永鎬さん(鳥取大学)
3.コメント:北山夕華さん(大阪大学)
4.質疑応答・クロージング:斉藤(司会)●定員
30名程度
●参加費
一律無料
●申し込み
以下のGoogleフォームよりお申込みください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdVySOgHK5tbhbvW6F6MYPzYXNPjJFTX2VKdBdU2QxKe9Hwqw/viewform
※申し込み締め切り7月3日(土)18時まで●主催
日本シティズンシップ教育フォーラム(J-CEF)
●問合せ先
E-mail:ito.makoto416☆gmail.com(☆を@に代えてください) (担当:伊藤)