【参加者募集】シティズンシップ教育ミーティング2021 シリーズ 企画『「日常生活を過ごしながら市民活動に参加する」ための前提条件を問い直す』

[2021/3/8]

 本企画では、私たちが日常生活を過ごしながら、市民活動に関わっていくための「前提条件」について考えたい。その際に、とりわけ、「大人の市民活動への参加」に目を向けたい。
 近年の学校教育において、子どもを主体的な市民へと育てる実践が様々に報告されるようになった。代表例として、子ども達が政治的・社会的な問題を吟味したり、地域に関わったり、政策を議論し提案するような実践が挙げられるかもしれない。
 ただ一方で、子どもを市民へと育てる試みが、既存の社会システムから(時としてマイナスの)影響を受けたり、(教師を含む)大人の振る舞いによって規定されていることも指摘されている。つまり、「子どもをどのような市民に育てたいか?」という問いは、「私たち(大人)自身がどうありたいのか?」という問いとも直結していく。
 ただ、大人と言えども、私たちは日々、仕事・家庭・地域との関わりやしがらみ(制約)の中で生活をしている。その結果、「今の自分には市民活動に参加する余裕はない」と感じる瞬間もあるかもしれない。日常生活の中で、理想的な形で市民活動へ参加することは簡単ではないかもしれない。では、大人にとっての市民活動は、「余裕があるから参加できる」のだろうか? むしろ、仕事や家庭、地域から活力を得て、参加や繋がりを生み出していくことはないだろうか?
 今回の企画では、様々な制約を抱える大人に対して、市民活動への参加を促している実践者の方や、そういった方々を観察してきた研究者の方にご登壇いただく。その中で、「余裕があるから参加できるのか?」という問いを深めていきたい。

【シティズンシップ教育ミーティング2021 連続企画】
 「日常生活を過ごしながら市民活動に参加する」ための前提条件を問い直す
  ―余裕があるから参加できるのか?-

【開催日】3月24日(水)19:00~21:00(開場:18時50分)
      ※終了後、参加希望者による意見交換・交流の時間も予定しております(任意)
【開催形式】Zoomで開催いたします。
      参加申し込みされた方には、イベント前日までにリンクをお送りします。
【当日の内容】
 1)オープニング、趣旨説明
 2)話題提供
  〇池谷 美衣子さん(東海大学現代教養センター)
   「『参加』が意味するもの―社会運動に参加する過労死遺族の実像から―」
  〇赤川泉美さん(宮城県名取市閖上公民館主事)
   「対話で生み出す地域との関わり―宮城県名取市『地域力向上講座』の実践から―」
  〇岡本祥公子さん(認定NPO法人サービスグラント)
   「ビジネスパーソンならではの社会との関わり方―プロボノの可能性について―」
 3)グループでのディスカッション・意見共有
 4)全体でのディスカッション・質疑応答
 5)クロージング
【定員】30名程度
【参加費】一律無料
【お申込み】
 こちらのフォームからお申込みください。
 (申し込み締め切り:3月23日(火)18時)
 https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSer1QpGgllHfZLJTgF7KtXHM4nljAdG6pSgjZ4BWmN7_vMVAw/viewform?fbclid=IwAR34lcsQdPpbtmWYOCRIUjoHfcjy–vmNs1T63CyF5aELARDUBmceazimcQ
■お問い合わせ:jsaitoh☆tokai.ac.jp(☆を@に代えてください) (担当:斉藤)