J-CEFスタディ・スタヂオonline vol.10 活動報告

[2021/7/20]

2021年7月4日(日)に「マジョリティ問題としてのマイノリティ問題―朝鮮学校の保健室から考えるー」と題して、J-CEFスタディ・スタヂオonline vol.10を開催いたしました。本企画はオンラインで実施し、計40名の方が参加してくださいました。今回の活動報告書を作成いたしましたので、ご関心のある方はご一読いただければ幸いです。

「シティズンシップ教育研究大会2021」発表者・参加者募集

[2021/6/19]

 このたび、10月3日(日)に、「研究」に力点を置いた交流と研究発展に向けた場として、「シティズンシップ教育研究大会2021」を開催する運びとなりました。

 「シティズンシップ教育研究大会」は、「シティズンシップ教育」をキーワードに、多様なディシプリンの垣根を越えた知見交流を通じて、これまでの自らの研究のあり方を振り返り、今後のシティズンシップ教育研究のありようを共に考えるプラットフォームとして、2019年度から開催してまいりました。第1回・第2回の研究大会では、政治学・社会学・教育学・心理学・哲学・教育史など多様なバックグランドの研究者はもちろんのこと、現職教員や大学院生の参加もありました。

 今年度も、第1回・第2回の研究大会に引き続き、多様な研究者を繋ぐ場となればと考えています。また、今年度は昨年度に引き続き、オンライン開催となっています。参加者の皆さまの安全を第一に考えてこうした形態をとることに致しましたが、昨年同様にオンラインであることのメリットを生かし、地理的に離れた場所にある方々を繋ぐ契機になればと考えています。自由研究発表の発表者の皆さまには、発表申し込みの際に、自分の研究が該当する「キーワード」を選択して頂きます。大会実行委員会としては、これらのキーワードの情報をもとに、発表者同士が研究の多様性を感じながら、同時に共通する問題意識の接点を生み出せるように、分科会を編成していく予定です。
また、今回のシンポジウムのテーマは、「『複数性』から問うシティズンシップ教育―日本における実践課題を考える―」としました。日本の研究者の想定するシティズンシップ教育の市民像が、マジョリティの文化や価値観を前提としたものになる懸念は絶えず存在しています。日本の実践や研究に無自覚のうちに埋め込まれてきた様々な前提を顕在化させ、問い直しながら、「複数性」を見出していく必要があります。そのような問題意識からのテーマ設定となっています。

 この分野の研究に長く取り組まれてきた方々のみならず、大学院生や学部生の方を含む若手の方や、新たに関心を持たれた方にも是非積極的にお越しいただき、シティズンシップ教育研究をともに切り拓いていくプラットフォームとなれば幸いです。多くの皆さまのご参加をお待ちしております。

 詳細は下記URLをご参照ください。
 シティズンシップ教育研究大会2021開催要項


■日時:2021年10月3日(日)10時〜17時(任意参加のアフタートークは18時まで)
■会場:オンライン開催(参加者の方々にzoomミーティングルームのURLを共有します)
■対象:シティズンシップ教育研究に関心をもつ方々なら,誰も参加できます。
    若手研究者・院生・学部生の参加を歓迎いたします。

■スケジュール
 10:00〜12:00 シンポジウム「『複数性』から問うシティズンシップ教育―日本における実践課題を考える―」
 13:15~14:45 自由研究発表セッション(1)(分科会ごとでの実施)
 15:30~17:00 自由研究発表セッション(2)(分科会ごとでの実施)
 17:00〜18:00 アフタートーク(任意参加)

■参加費
 無料(会員・非会員共通)

■大会企画内容
 今回の研究大会では、二種類のセッションで企画を構成します。
 (1)シンポジウム
   参加者が一同に会し、共にシティズンシップ教育研究について考えます。
 (2)自由研究発表セッション
   発表者の研究成果について口頭で発表し、参加者と質疑応答やディスカッションを行います。

 *自由研究発表セッションの発表者を募集します。
  研究大会としての性質に鑑みて、次のような発表を想定しています。
  (1)研究成果を発表し、フィードバックを得る(通常の学会発表と同様)
  (2)構想段階や計画段階にある研究に関して発表を行ってブラッシュアップする
  (3)他の学会等で既に発表したものを再び発表し、異なる観点からのフィードバックを得る
   (卒論のプレ発表/修論のプレ発表、および学会発表未経験者の発表でもよい)

■シンポジウム
<テーマ>
 「複数性」から問うシティズンシップ教育 ―日本における実践課題を考える―

<趣旨>
 「複数性」と聞いて何が思い浮かぶだろうか。アーレントによれば、「複数性」とは「全ての政治生活の必要条件であるばかりか、最大の条件」である。これは、異なる人々の存在、すなわち人間の複数性という当たり前の事実を拠りどころとすることの重要性を指し示している。またそれは、自身の行為と意見がだれかによって受け止められ応答されるという関係性の中に、デモクラシーの源泉があることを含意している。
 ところが、社会はおしなべて特定のマジョリティの価値観や文化を前提として構築されている。学校教育もまた例外ではなく、マジョリティの価値観や世界観をもとにした「公的に学ばれるべき知識」 (official knowledge)や「隠れたカリキュラム」を通じた知識の伝達と規範形成の機能を果たしてきた。このような知識や規範は「普通」であり「中立的」なものと捉えられた上で国民形成に用いられてきた。
 こうした特定の価値観や知識、世界観を共有した「われわれ」というマジョリティ性を問うことにより、シティズンシップ教育実践における「複数性」が浮かび上がってこないだろうか。本シンポジウムでは、民主的で公正な社会をめざす教育のあり方に取り組んできた3名の研究者を招き、日本におけるシティズンシップ教育実践の課題と可能性を考えたい。
 (キーワード:複数性、社会正義、ジェンダー、かくれたカリキュラム、マジョリティ性、人権、ケアの倫理、文化の重層性)

<パネリスト>(五十音順)
 孫美幸さん(文教大学)
 寺町晋哉さん(宮崎公立大学)
 陳思聡さん(九州大学)
<コーディネーター>
 北山夕華さん(大阪大学)
 橋崎頼子さん(奈良教育大学)

■アフタートークについて
 17時~18時には任意参加のアフタートークを実施します。アフタートークでは、テーマ別に話題共有できる複数の部屋を用意します。設定する部屋の数・内容に関しては、参加申し込みの際に、参加申込者からアイデアをご記入(任意)していただき、記入状況を考慮に入れて、実行委員が最終決定する予定です。

■参加申込
 2021年9月30日(木)までに、以下エントリーフォームに入力しオンラインでお申し込みください。
 https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdMr3MOqEwpLwXnaDMPDEEuzBv9VVvpS2VexT6i5mYpvugs_w/viewform

 自由発表セッションでの発表を希望される方は、2021年8月31日(火)までに「発表要旨」とあわせてお申し込みください。なお,申込時にご自身の発表内容が関連しうる「キーワード」をお選びください。キーワードは最大3点まで選べます。発表者の皆さまから頂いた情報は、分科会の編成の際に、参考にさせていただきます。発表要旨の様式も含めて、詳細はウェブサイトで示しております開催要項をご覧ください。(発表要旨フォーマット(word文書))

■主催:日本シティズンシップ教育フォーラム(J-CEF)

【参加者募集】J-CEFスタディ・スタヂオonline vol10「マジョリティ問題としてのマイノリティ問題―朝鮮学校の保健室から考えるー」

[2021/6/7]

【テーマ】「マジョリティ問題としてのマイノリティ問題―朝鮮学校の保健室から考えるー」

【趣旨】
 シティズンシップ教育研究では、「マイノリティ」に注目した研究や、市民育成における規範から「排除」される人々に注目する研究が増えてきました。J-CEFのスタディ・スタヂオや研究大会でも、特別支援教育、フリースクール、夜間学校をはじめ、様々な視点からマイノリティの論点を取り扱っています。

 一方で、マイノリティ問題の重要性を認めつつ、自分をマジョリティ側に置いて、マイノリティ問題を「第三者的な立場から」論じている瞬間はないでしょうか。また、マイノリティの問題を周辺化するレトリックというべき、「それは特殊な事例だから」という言葉は、まさにマジョリティの立場とマイノリティの立場を線引きしようとするものです。このような第三者的な視点や線引きを取り去るためには、マイノリティ問題を「マジョリティにとっての問題」なのだと捉えなおすことが必要となります。

 そこで,今回のスタディ・スタヂオでは、呉永鎬さん(鳥取大学)を話題提供者としてお招きし、朝鮮学校の事例をご紹介いただきます。事例の中では、朝鮮学校での保健室をめぐる課題を、日本人を含めた住民らが、「マジョリティの問題」として捉えなおすプロセスが示されます。また、コメンテーターの北山夕華さん(大阪大学)からは、朝鮮学校の事例をシティズンシップ教育に引き付けたコメントをしていただきます。マイノリティとマジョリティの非対称性や境界を超える試みについて、ご興味のある方は、ぜひ参加をご検討ください。

【日時】2021年7月4日(日)14時〜15時30分
【形式】zoomで開催いたします。
    参加申し込みをされた方にはリンクをお送りします。

【当日の進行】
 1.趣旨説明:斉藤(司会)
 2.話題提供:呉永鎬さん(鳥取大学)
 3.コメント:北山夕華さん(大阪大学)
 4.質疑応答・クロージング:斉藤(司会)

【定員】30名程度
【参加費】一律無料
【申し込み】以下のGoogleフォームよりお申込みください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdVySOgHK5tbhbvW6F6MYPzYXNPjJFTX2VKdBdU2QxKe9Hwqw/viewform
※申し込み締め切り7月3日(土)18時まで

【主催】日本シティズンシップ教育フォーラム(J-CEF)
【問合せ先】E-mail:ito.makoto416☆gmail.com(☆を@に代えてください) (担当:伊藤)

J-CEFスタディ・スタヂオonline vol.9 活動報告

[2021/6/7]

2021年5月29日(土)に『誰も排除しない主権者教育とは?夜間中学校の社会科での実践を通して』と題して、J-CEFスタディ・スタヂオonline vol.9を開催いたしました。
本企画はオンラインで実施し、計24名の方が参加してくださいました。今回の活動報告書(PDF)を作成いたしましたので、ご関心のある方はご一読いただければ幸いです。

【参加者募集】J-CEFスタディ・スタヂオonline vol.9「誰も排除しない主権者教育とは?−夜間中学校の社会科での実践を通して」

[2021/5/16]

 18歳選挙権の下で初めて行われた国政選挙から,今年で5年を迎えます。5年間の中で学校の先生方やNPOなどの外部団体によって,主権者教育が推進され実施されてきました。また,先日,主権者教育推進会議によって「今後の主権者教育の推進に向けて(最終報告)」が示されたり,来年度には高等学校における主権者教育の中核を担う「公共」が導入されたりと,今後も主権者教育の推進は大きな注目を集めるといえるでしょう。

 主権者教育が必要だからこそ,私たちは一度主権者教育の「主権者」という言葉に立ち止まって考えてみることが重要ではないかと考えています。憲法で定めらているような主権者という枠組みに入らない外国籍の子どもたちも日本の社会や学校の中におり,そのような子どもたちには主権者教育の中でどのような教育や声掛けができるのか。この点を考えていくことが,多くの子どもたちを包摂するための主権者教育,多様性の広がる日本において必要な主権者教育を構想するうえで大きな意義があるのではないかと考えています。

 そこで,今回のスタディ・スタヂオでは多くの外国籍の子どもが在籍する夜間中学校で教鞭をとられている先生から,夜間中学校の現状やそこでの主権者教育の中核を担う社会科での実践,主権者教育への本音について話題提供をいただきます。その上で,誰もは排除しない主権者教育に向けて考えを深める機会としたいと思います。

【日時】2021年5月29日(土)13時〜14時30分
【形式】zoomで開催いたします。
    参加申し込みをされた方にはリンクをお送りします。

【タイムテーブル】
・オープニング 5分
・話題提供 50分
・全体での質疑応答(議論) 25分
・クロージングと次回の案内 10分

【定員】20名程度
【参加費】一律無料
【申し込み】以下のGoogleフォームよりお申込みください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfOy9xTQefjm6ars9D7qhm9aCrFtNjSmNHqDGmI2VZXz4by1A/viewform
※申し込み締め切り:5月28日(金)18時まで

【主催】日本シティズンシップ教育フォーラム(J-CEF)
【問合せ先】E-mail: moekabekki@gmail.com(担当:別木)

【参加者募集】『性教育の伝え方・伝わり方−性教育とシティズンシップ教育との繋がりは?』(シティズンシップ教育ミーティング2021シリーズ企画)

[2021/4/15]

「シティズンシップ教育ミーティング2021」の連続企画「性教育の伝え方・伝わり方−性教育とシティズンシップ教育との繋がりは?」を4月27日(日)に開催いたします。多くの方々のご参加いただければ,幸いです。よろしくお願いいたします!

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 近年、性教育への関心の高まりが見られています。例えば、性の多様性と理解をテーマにしたインターネットテレビ番組が放送されて話題を呼んでいるほか、若い世代を中心に性教育を広げる活動が活発化し、学校内の性教育についても様々な提案がなされています。

 一方で、いまだに性に関する話はタブーなイメージがあり、どのように伝えるのか?教えるのか?に頭を悩ませる現場も多くあります。この分科会では、性教育への関心が高まるいま、性の伝え方そして伝わり方をテーマに、扱いにくい(タブー視される)テーマをどのように伝え、教えていくのか?を議論していきます。

 また、「性」は子ども・若者が自身の「生き方」を考える上でリアリスティックなテーマであり、性教育を通じてどんな市民を育てていくのかについても、シティズンシップ教育との繋がりから検討を行いたいと思います。

【日時】2021年4月27日(火)19時〜21時(開場:18時45分)
【形式】Zoomで開催いたします。
    参加申し込みされた方には後日リンクをお送りします。

【プログラム】
19:00-19:05 オリエンテーション
19:05-19:15 チェックイン
19:15-19:50 ゲストからの話題提供
       ・染矢明日香さん(NPO法人ピルコン)
        「人生をデザインするための性を学ぼう」
19:50-20:00 高校生からのコメント
        J-CEF主催の高校生ソーシャルデザインスクールに参加している高校生からのコメント

20:00-20:15 コメント
       ・小玉重夫さん(東京大学)
        「性教育とシティズンシップ教育のつながりは?」

20:15-20:50 全体討議
20:50-21:00 クロージング

コーディネーター:土肥潤也(NPO法人わかもののまち 代表理事/J-CEF 運営委員)

【定員】20名程度
【参加費】一律無料

【申し込み】
以下のGoogleフォームよりお申込みください。
https://forms.gle/X7UjJNPk6DgTZjnf8
※申し込み締め切りは4月26日(月)18時までです。

【主催】日本シティズンシップ教育フォーラム(J-CEF)
【問合せ先】E-mail: info@jcef.jp(担当:土肥)

機関誌『J-CEF NEWS』20号 発行

[2021/4/8]

会員向けの機関誌『J-CEF NEWS』20号を発行いたしました。目次は以下の通りです。

【第20号・概要】
○判型・ページ数:A4版20ページ
○掲載記事
・リレーエッセイ
想いを声に、行動に。
/山本大貴(都立西高等学校,Climate Live Japan共同代表)
・実践事例紹介
今の課題に向き合い、未来をよりよく生きる力を育てる−「マイタウンミーティング〜みんなが幸せにくらせるまちをつくろう〜」そして、「バリアフリープロジェクト〜わたしたちがつくる未来〜」
/中井貴彦(高槻市立富田小学校教諭)
・特集
シティズンシップ教育を促進させるのに何が重要となるべきか?
/イアン・デービス(英国ヨーク大学教育学科教授)
(訳)水山光春(京都橘大学国際英語学部教授)
・座談会
日本におけるシティズンシップ教育の次のチャレンジは何か?−J-CEF設立から7年間の変化を手がかりに−
/唐木清志(筑波大学人間系教授),川口広美(広島大学大学院人間社会科学研究科准教授),小玉重夫(東京大学大学院教育学研究科教授),土肥潤也(NPO法人わかもののまち代表理事),古野香織(東京学芸大学大学院),古田雄一(大阪国際大学短期大学部准教授),水山光春(京都橘大学国際英語学部教授),川中大輔(龍谷大学社会学部講師,シチズンシップ共育企画代表)
・会員の新刊紹介
・終刊のあいさつ
・『J-CEF NEWS』バックナンバー目次

コロナ禍にともなう会費の減免措置について

[2021/3/31]

 新型コロナウイルス感染症の収束はいまだ見通せず,コロナ禍の影響も各方面に及んでおります。そこで,J-CEFでは経済状態が悪化しやすい学生・院生や常勤職にない会員の2021度会費を全額免除にすることを決定いたしました。
 学生会員の方々は全員を自動的に減免対象にいたしますが,常勤職にない正会員や賛助会員の方々で減免措置を希望される方につきましては事務局( info@jcef.jp )までご連絡ください。申告期限は設けず,通年受付といたしますので,年度途中で雇用環境が変わられた場合でもお申し出ください。また,既に今年度納付されている当該会員の方につきましては,個別対応いたします。

「シティズンシップ教育ミーティング2021」シリーズ連続企画 第5弾 活動報告

[2021/3/27]

2021年3月24日(水)に『「日常生活を過ごしながら市民活動に参加する」ための前提条件を問い直す―余裕があるから参加できるのか?-』と題して、シリーズ連続企画の第5弾を開催いたしました。
本企画はオンラインで実施し、全国各地から24名の方が参加してくださいました。今回の活動報告(PDF)を作成いたしましたので、ご関心のある方はご一読いただければ幸いです。

【参加者募集】『デジタル時代のシティズンシップ教育を構想する』(シティズンシップ教育ミーティング2021シリーズ企画)

[2021/3/19]

 「シティズンシップ教育ミーティング2021」の連続企画,4月18日(日)には「デジタル・シティズンシップ」や「デジタル時代の政治参加」といったキーワードを掲げたセミナーを以下の通り,開催いたします。多くの方々のご参加いただければ,幸いです。よろしくお願いいたします!

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 教育の場においても,社会参加/政治参加の場においてもコロナ禍を受けてオンライン化が加速しました。学校教育現場では,GIGAスクール構想が進み,ICTを活用する学びの新たな形を創り出そうとする動きが各地で見られています。社会参加/政治参加の実践でも,従来から見られたICT活用だけではない,新しい形態が試行錯誤の中で生み出されていっています。

 こうしたデジタル時代の中にあって,市民にはどのようなリテラシーを磨いていく必要が高まっているでしょうか。シティズンシップ教育には,どのような変化が求められているのでしょうか。いま起こっていること/起こりつつあることと向き合いつつ,世の流れに翻弄されることないよう,「これから」の指針を見いだしていく一助になればという思いから,本セミナーを企画いたしました。

 多くの方々と共に考えをあたためることを楽しみにしています。みなさまのご参加を心からお待ちしております。

【日時】2021年4月18日(日)13時30分〜16時30分
    (開場:13時15分 / 閉場:17時)
【形式】Zoomで開催いたします。
    参加申し込みされた方には後日リンクをお送りします。

【プログラム】
 13:15 zoom開室
 13:30 オープニング
 13:45 話題提供1
    「デジタル時代のシティズンシップとしてのデジタル・シティズンシップ」
     坂本 旬さん(法政大学キャリアデザイン学部教授)
      関連URL「メディア・リテラシーとデジタル・シティズンシップの関係」
      https://note.com/junsakamoto/n/n3bb65c8291b6

 14:15 話題提供2
    「デジタル時代に政治教育をどのようにリデザインするか」
     川口広美さん(広島大学大学院人間社会科学研究科准教授)
     小栗優貴さん(広島大学大学院教育学研究科)
     今井祐介さん・宇ノ木啓太さん・神田楓さん・村田一朗さん(広島大学大学院人間社会学研究科)
      関連URL「J-CEFスタディ・スタヂオonline vol.7
           『デジタル時代の政治参加と政治教育を考えよう』活動報告」
      http://jcef.jp/news/report/20210315_1602/

 14:45 休憩
 15:00 全体ディスカッション
 15:50 パネリストからの応答
 16:10 クロージング
 16:30 閉会,アフタートーク(任意参加)
 17:00 zoom閉室

【定員】50名程度
【参加費】一律無料

【申し込み】
 以下のGoogleフォームよりお申込みください。
 https://forms.gle/Wwc2crCwF4qWAh14A
 ※申し込み締め切りは4月16日(金)18時までです。

【主催】日本シティズンシップ教育フォーラム(J-CEF)
【問合せ先】E-mail: info@jcef.jp(担当:川中)